今年、3月11日、東日本では、大震災によって、
たくさんの人が命を失いました。
今でも行方がわからない人がたくさんいます。
多くの人が大切な家族や友だちを失い、津波で何もかもなくなった被災地の姿に、
わたしたちは言葉を失い、悲しく、胸が苦しくなりました
66年前の今日、午前8時15分、

広島に原子爆弾が投下されました。
爆風が何もかも吹き飛ばし、炎がすべてを焼き尽くし、人々の当たり前の生活と、
多くの尊い命が一瞬にして奪われました。

どんなに苦しかったでしょう
どんなにつらかったでしょう。
どんなにくやしかったでしょう。

わたしたち一人一人は、だれもがみな大切な存在です。
それなのに、どうして人間は、たくさんの命を犠牲にして戦争をするのでしょうか。

戦争を始めるのは人間です。
悲しみに満ちた広島に草木が生えました。
人々は、平和への強い思いをもって、復興に向けて歩み始めました。

未来を作るのは人間です。喜びや悲しみを分かち合い、あきらめないで進めば、
必ず夢や希望が生まれます。

わたしたちは、人間の力を信じています。

人間は、相手を思いやり、支えあうことができます。
人間は、互いに理解し合い、平和の大切さを伝え合うことができます。

わたしたちは、今を生きる人間として、夢と希望があふれる未来をつくるために、
行動していくことを誓います。
平成23年(2011年)8月6日
こども代表
お読みくださってありがとうございます。
今年のこども代表による「平和への誓い」です。
たくさんの子供達がお父さんお母さん、またおじいちゃんおばあちゃんの
手に引かれて一生懸命祈っていました。
暑い中、文句も言わず、ちゃんと並んで、じっとまっすぐな目で
慰霊碑の前に立ち、祈っていました。
彼らの祈りを、
わたしたちの祈りを、
どうか、聞いてください。
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- 2011/08/06(土) 11:29:30|
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