
67年前、一発の原子爆弾によって、広島の街は、爆風がかけめぐり、
火の海になりました。
たくさんの人の尊い命が、一瞬のうちに奪われました。
建物の下敷きになった人、大やけどを負った人、家族を探し叫び続けた人、
身も心も傷つけられ、今もその被害に苦しむ人がたくさんいます。

あの日のことを、何十年もの間、誰にも、家族にも話さなかった祖父。
ずっとずっと苦しんでいた。
でも、一生懸命話してくれた。
戦争によって奪われた一つ一つの命の重み。
残された人たちの生きようとする強い気持ち。
伝えておきたいという思いが、心に強く響きました。

故郷を離れ、広島の小学校に通うことになったわたしたちの仲間。
はじめは、震災のことや福島から来たことを話せなかった。
家族が一緒に生活できないこと、突然、友だちと離ればなれになり、今も会えないこと。
でも、勇気を出して話してくれました。
「わかってくれて、ありがとう。広島に来てよかった。」
その言葉がうれしかった。

つらい出来事を、同じように体験することはできないけれど、
わたしたちは、想像することによって、共感することができます。
悲しい過去を変えることはできないけれど、
わたしたちは、未来をつくるための夢と希望をもつことができます。

平和はわたしたちでつくるものです。
身近なところに、できることがあります。
違いを認め合い、相手の立場になって考えることも平和です。
思いを伝え合い、力を合わせ支えあうことも平和です。
わたしたちは、平和をつくり続けます。
仲間とともに、行動していくことを誓います。
平成24年(2012年)8月6日
こども代表
最後までお読みいただき感謝します。
平和はわたしたちの手でつくるものです、
小さな一歩がなければ、到達できない。 だからこそ私たちの一歩が大切。
小さな一歩でいい、勇気をもってまず歩き出そう。
共に。。
スポンサーサイト
- 2012/08/06(月) 16:51:42|
- 管理人のつぶやき
-
-